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2005-05

気まぐれ一首

卓上に
転がっている
リモコンの
ボタンを押すと
テレビも無口
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暗闇に耳を傾けると
いろんな音が語りかけてくる
掛け時計の秒針の音
そして外から聞こえる
船の通り過ぎる音
家の斜め上に架かっている
橋を通り過ぎる車の音
そして突然冷蔵庫が
中の温度を安定させようと
シューっという音を立て始めた
虫の声もかすかに聞こえる

そしてもっと耳を傾けると
耳にはシャーっという音が
ずっと流れ続けている
これは宇宙からくる音だろうか
ボクはこの音で
宇宙につながっているんだろうか
そして宇宙はこの音を通じて
どんなメッセージを
ボクに送り続けているのだろうか

ボクは今晩体外離脱をして
宇宙に旅立つかもしてない
眠っている間
不自由な肉体の鎧を脱ぎ捨てて
そして目覚めると
違うボクが誕生しているかもしれない
おやすみ・・・今日までのボク
おはよう・・・明日からのボク

ドライブ

地上を区切る
黒い線形の中を走っている
ボクの車も
その線形の中に納まっていて
この規定の中で進んでいる
ボクはその中にいて
それ以外にはなれない
そしてボクは移動する
黒い線形の中を
東へ進み
そして西へと戻り・・・

雨が天から落ちてくる
ぽたぽた天から落ちてくる
同じ間隔で落ちてくる
同じ速度で落ちてくる

そしてビニール傘を叩く
ぽつぽつぽつ
とんとんとん

そんなリズムの中にいる
雨の午後
雨の時間

気まぐれ一首

自動巻きの
時計の針は
突然に
止まってそして
固定の時間

気まぐれ一首

重力の
法則の中
軒下を
雨粒ぽたり
静かにぽたり

男女関係の短歌?

ハッピーな気持ちは心の奥底に取っておきたい君にララララ

予感

カラスの鳴き声が聞こえる
黒猫がボクの前を横切る
黒い鳩がボクの歩く少し前の
アスファルトの上で
しきりにエサを探している

黒いモノがいっぱいやってくる
黒いモノがボクを軸にして
接近してくる
ボクはどうなるのか?
この先どうなるのか?
不吉な予感が心の中に広がる

単純な偶然の重なりなのに
不安が心に広がる
ボクは案外小者だ

気まぐれ一首

雨が降る
静かに静かに
雨が降る
そして気持ちは
億劫になる

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マッコウクジラ

マッコウクジラ

『気まぐれ文学館』
・第15回,16回短歌現代新人賞 佳作
・第47回角川短歌賞 最終予選通過
・H15年度 歌壇・歌壇発新星36人 一年連載
他・・・
現在は当ブログにて地道?にゲリラ活動中・・・