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2005-05

臭いマニア?

腋の下臭いですか?
汗臭いですか?
臭いますか?
ホントウは好きなんでしょ?
そんな事言うけど好きなんでしょ?

Mな事分かっているよ
苦痛に快感を覚える事わかってるよ
臭いたいんどろ?
ホントウはそうなんだろ?
遠慮はいらないよ
肺の中の空気全て吐き出して
吸ってごらんよ

ホラ・・・ホラ・・・
嗅いでごらんよ

・・・
・・・
・・・

なんてうそぴょーん
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唇は簡単に嘘を付く
誰の為に?
君の為に?
君の為にじゃないな
結局僕の為に

僕を守る為に唇は嘘を吐く
いっぱいいっぱい嘘を吐く

その唇は汚れている
けどマジメな感じの唇を保っている
僕は悪くない
僕は悪くないって・・・

痴漢マニア

  男の手が伸びてくる。電車の揺れと満員電車のせいにしている様に手の甲が腰の辺りに当ってくる・・・。そして手の甲が腰の右の付近で止まり、しばらく膠着状態を続けている。その手を横にしようか、するまいか。そんな情念が手の甲から腰に伝わってくる。
  たぶんまだ慣れてないな・・・そのぎこちなさも手の甲から伝わってくる。しばらくして、意を決した様に手が次第に横を向き、手の甲は裏返され、掌に変わっていた。最初は掌で腰の温もりを感じている様に何も動かずじっとしたままの掌が右腰にへばり付いている。そして、その手はだんだんと、握力を試す様にゆっくりを腰をマッサージする様に揉み始めた。しかし、まだ揉むだけで手は移動しない・・・
  慣れてないな・・・ココでも初心者レベルの手付きが伝わってくる。そして動かない手はしばらく規則正しい揉む揉む作業を繰り返て二駅過ぎた頃に移動を始めた。
移動した手はだんだん腰を円形運動で動かし、そして手が前の方へ行った時、その手は動揺を感じた様に手を引っ込め、その作業は終了となった。
  何故なのか?触られた人間は、女ではなく、男であった為だ。佐々岡雄二というれっきとした男だからだ。この男には奇妙な趣味があって、見た目も華奢で女性の様にしか見えないので、それで間違われて触られる事もあるため、その触った男の手付きを採点するという趣味がある。
そして、雄二のメモ帳に今日の成果が記載された。
※○月○日埼京線AM7:30・痴漢の採点 35点

気まぐれ一首

ドップラー
効果と共に
やってきた
救急車僕の
車の背後

気まぐれ一首

春霞
みたいに広がる
今日の空
けれど暦は
5月の半ば

位相

見上げた空
その空は高速の
ジェット気流が流れている

両足が付いている地面
高速回転で進んでいる

そんな無数の奇跡の交差点に
ボクは存在している
そして奇跡の交差点を
感じて深呼吸すると
周りの景色も
周りの人々も
全てが違う位相の中に
存在して
ボク一人が違う世界の住人に
なっている気分になる

違った世界のボクは
特別な存在に見えてくる
ボクハナニカガデキル
ボクハナニカガデキル
そんな呪文が
ボクの奥底から湧き上がる

そして目を閉じ深呼吸
違った位相のボクは
元の世界のボクに戻る
ボクハナニモデキナイ
ボクハナニモデキナイ
そんな平凡なボクがここにいる

気まぐれ一首

心地よい
風吹き抜ける
南から
この僕すり抜け
四国山地へ

レミング計画

 『なあヒューイット、今地球の人口って多すぎると感じないか?』
突然のエイジアの発言に少し戸惑いを覚えてヒューイットはエイジアの方を見た。
『そこで・・・だ、俺はこの問題を解決する方法を思い付いたんだ』
そう言ってエイジアは一つの白い粉の入る小瓶を取り出した。
『何なんだそれは?』
『これは俺が作ったレミングウイルス通称(ヘブン)だ。』
そう言ってエイジアは小瓶を太陽にかざし、小さく振りながら続けてこういった。
『このレミングウイルスはIQ160以下に設定してある。つまり・・・だ、それ以下の人間は増殖したレミングの様にお互いが殺し合い、そして自殺して滅びていく様になるという事だ。』
『そんな事をすれば、それ例えそれ以上だったとしても、戦争とかで巻き込まれるじゃないか!』
『大丈夫だよ。進化した者には進化しているものは手を出せないんだよ。俺もお前の進化した人間だ。それをありのままに見ていればいいんだよ。』
『じゃあ俺の妻のマリーンはどうなるんだ』
『残念ながら・・・』
『お前の家族はどうなるんだよ!』
『それも残念ながら・・・』
ヒューイットは、エイジアの肩を掴み
『お前は何を考えてるんだ!』
と大声で叫ぶと、エイジアはヒューイットのその手を振りほどきこう言った。
『よく聞け!ヒューイット。これは地球の進化にとって必要な儀式だ。まあお互いの家族で選ばれし者は、お前の息子のトムだけだ。生物はウイルスによって進化した・・・それだけの事じゃないか。』
『じゃあ、未来はどうなるんだ!』
『将来、今回選ばれた者がまた同じ様にレミング化したら、ウイルス設定を上げればいいだけの事さ。そうやって人類は進化する・・・もっとも、その時の設定では、俺達もレミングだろうけどな。』
そう言って窓を開け、エイジアは小瓶の栓を抜き、空間にその白い物質をばらまいた。

鏡のボクは笑っている
鏡の前のボクも笑っている
けどホントウのボクは笑っていない

鏡のボクは嘘つきだ
幸せを感じてなくても
こんなに幸せな顔が出来る

けど不幸ごっこしてもしょうがない
ボクのホントウは
ボクの足でしか見つけられないから

気まぐれ一首

土曜日の
朝なにもなく
平凡に
ただ過ぎてゆく
過ぎてゆく朝

気まぐれ一首

いつもより
肌寒い朝
けど5月
異常気象も
普通になる日々

振り子の数

君が僕にささやく美辞麗句と
僕が君にささやく美辞麗句の
数が減ってゆく度に
お互いの距離は遠くなる

遠くなればなるほど
お互いのあばたがいっぱい見えてくる
認められる?
認められない?
惰性でこのまま
それともさよなら
二極の相反する思念が
振り子となって
右にゆらり
左にゆらり
ゆらりゆらりで
妥協の日々のみが流れてゆく

さよならのきっかけは
突然やってきて
そして何事のなかった夢の跡
夢から覚めると現実が見えてくる
美辞麗句でもなくあばたでもなく
ホントウによかったもの
ホントウにわるかったもの
そういう振り子の数が
甘いロマンスから
輪郭をもったドラマへと
変えてゆくのかも知れない

あいうえお から
わをん   へと

はさみ

はさみで空気を切る
かちゃっと音がする
はさみで空気を切る
かちゃっと音がする

ボクの無意識が何を感じているのか
ボクの無意識が何に反応しているのか

過去の記憶の
暗殺者になろうとしているのかも知れない
先の見えない未来の
ヒットマンになろうとしているのかも知れない

はさみで空気を切る
かちゃっと音がする
はさみで空気を切る
かちゃっと音がする

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マッコウクジラ

マッコウクジラ

『気まぐれ文学館』
・第15回,16回短歌現代新人賞 佳作
・第47回角川短歌賞 最終予選通過
・H15年度 歌壇・歌壇発新星36人 一年連載
他・・・
現在は当ブログにて地道?にゲリラ活動中・・・