2017-08

アメリカノリノキ・アナベル

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ブラシア ウェルゴサ

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セロジネ インターメディア

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ショウジョウトキ

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表参道・アップル

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カトレア・マキシマ

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ミルトニアの園芸品種

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天狗塚と三嶺

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シコクフクジュソウ

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ヒスイカズラ

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アリストロキア・サルウァドレンシス

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ジンギベル・ゼルムベド

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ニンファエア・セントルイス・ゴールド

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レンテンローズの園芸品種

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イワヒバ・玉獅子

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この空の果て

この空の果ての
向こうには
何があるんだろう
そう思って
空を見上げた

見上げた先の
向こうでは
同じように
何があるんだろうって
思って
空の果てのボクに向かって
思っているのかな

そして地球は回っている
24時間
いろんな思いをのせて


ヒメヒゴタイ

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花菖蒲・旭丸

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エビネ・サツマ・織姫

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吾輩は三毛猫である

  吾輩は三毛猫である。吾輩の本当の名前はない。強いて言うなら吾輩は七つの名前を持っている。吾輩の名前を呼ぶ者達は全て吾輩が我が家の飼い猫だと勘違いしている。しかし、吾輩にはそれで丁度良いと感じている。何故なら吾輩の気分次第で主を選べるからだ。
  それでは、吾輩の勘違い主達でも紹介しとこう。まず一軒目、ここでの名前はフランソワである。洋猫じゃあるまいし三毛猫にフランソワはないぜ!って感じなのだが、伊集院さん宅はとにかく金満家庭である。庭も広いし、遊び場も多い。おまけに吾輩のトイレまで24畳の部屋の中に用意してくれている。行儀よく『ミャオ』と鳴いてあげれば、沙樹奥様は最上級のごちそうを用意してくれる。
  しかし、この家の奥様とお嬢様は金満家庭にありがちな過剰な可愛がり方をしやがる。元々吾輩は自由人であるため、この過剰攻撃が鬱陶しい事この上ないという感じである。ただ、この家のごちそうは最高である。その為、適度に甘えて様子を見て脱出するのである。それにこの家のごちそうばかりにすがっては今流行のメタボになるかもしれない。吾輩は伊集院のだんなさんの樣な体型になる気などはさらさらない。
  次の主もどきを紹介しよう。吾輩はみーこである。みーこの主は年金暮らしの一人暮らしのおばあさんである。このおばあさんは、今の老人いじめの行政改革の渦中の人である。この間も風邪を引いていたが、少ない年金では値の上がった病院代が払えないと我慢していた。おまけに、ばばぁの世話は見たくないとかほざいて育てられて恩があるはずの子供達からも粗大ごみ扱いされて、おばあさんの住むアパート代も、か細い年金から支払われている。それにおばあさんが唯一楽しみにしているテレビも、間もなく地デジでアナログ時代が終了するため、その楽しみも断たれてしまうかもしれない。当然おばあさんにはそういう最先端の知識は分かる筈もないし、もしそうなった時、どうなるんだろう?・・・本当に困った世の中になったもんだ。
 だから吾輩はおばあさんの気が弱った時、おばあさんの布団の上で寝てあげたり、ひなたぼっこの茶飲み友達の如くおばあさんが縁側にいる時はとなりでくつろぐ事にしている。
  ちなみに吾輩はおばあさんからは一切えさをもらっていない。おばあさんは、吾輩にえさを与えようとするのだが、苦しい生活の人の世話になるのは、吾輩としては非常に心苦しい。だからおばあさんが吾輩の食事の心配をしそうになると吾輩はそれを察してさりげなく他に徘徊する事にしている。最近はおばあさんもそれを心得たのかそういう心配をしなくなり、
『みーこはいい子だから他でお世話になってるんだろうね。けど、私の事は時々思い出しでおくれね。』
なんて言われる。そう言われると吾輩は、このおばあさんの薄情な息子共と違ってほおっておけないから、時々様子を見に来る樣にしている。もっとも吾輩の出来る事はおばあさんのそばにいる位しか出来ないのだが。
  次の吾輩はみけである。そのまんまやんけ!・・・と突っ込みたくなるのだが、ここでは吾輩の兄弟が住んでいるので、時々兄弟と共に時間を過ごす事にしている。ちなみに兄弟の名前はコロである。何故コロかと言うと、吾輩の兄弟と思えない位のでぶねこになっているためだ。コロはとにかく食い意地が張っていて、とにかく良く食べる。だから吾輩の食事の分も、コロに譲っている。飼い主もどきは吾輩とコロの体型を見比べて訝しがるのだが、飼い主の佐々木さんもあまりそこには関心がなく、単にコロが吾輩より食べている位にしか思っていない。ついでに暴露すれば、佐々木さん宅で出てくるメシはとにかくまずい。コロはいつもこんなもん大量に食えたもんだ!なんて感心するのだが、涼しい顔をして全て食べてもらっている。コロは吾輩に対して感謝している樣だが、吾輩はこんなもん食べなくでも問題ない。だって伊集院の沙樹奥様とかいるしぃ?。
  次二軒はタマとミーである。本当にありきたりな名前つけやがって!と思うのだが、名付け親である山田さんも佐藤さんもそのまんまありきたりな家庭なので、詳細は割愛しておこう。そういえば、この二軒の苗字もやっぱりありきたりかな。ちなみに片方がミーなら、もう片方がケイとかならピンクレディーにでもなるのだが・・・そんな事はどうでもいいけど・・・ま、そんなとこだ。
  今度の吾輩はそらである。そらの名付け親は車椅子のお嬢さんである。お嬢さんは自由気ままな吾輩を見て空に例えてそう付けたのだと思う。それ以外は、特に吾輩にとって気に留めるものは何もないのだが、吾輩がいると、お嬢さんがよく笑う樣になるので、時々お嬢さんの様子を見に伺う樣にしている。
  最後の吾輩の名前はよしこである。よしこの主は腕のいい寿司職人の源五郎である。源五郎と名前だけを聞けばそれなりに年配者の樣に感じるのだが、まだ30代半ばのいかにも職人らしい男らしい奴という感じの青年である。そういう事もあって、吾輩は密かに源五郎の事をアニキと呼んでいる。
  アニキは仕事中は明るく人当たりもよく、手際もよく、なるほど若くして独立して店を持てたもんだ・・・なんて感心するほど申し分のない、いい奴なのだが、仕事が終わると仕事中の男らしいぜアニキ!・・・の顔ではなく以外と女々しい。何故吾輩の名前がよしこかって?それはアニキの死んだ奥さんの名前が吾輩の名前になっているからである。たまたまアニキの奥さんの月命日に、今にも死にそうな顔をして遺影を眺めているのがなんだか不憫で、その時に『にゃー』と、アニキの寂しさを埋め合わせてあげようかとじゃれついたのがきっかけで、そのまま吾輩はよしこになってしまった訳だ。
  大恋愛の末に結婚したアニキの奥さんは、アニキが独立してすぐになくなったらしい。子供もいないので、時々翌日の仕込みが終わって過去に浸りたい時は、酒を飲んで泣きやがる。おまけにどっぷり浸っている時は、吾輩を抱きしめて『よしこー』と叫びやがる。
  気持ちは分かるんだが酒くさいぜアニキ!ただ、吾輩にとっては、アニキの晩酌につきあうと、極上のネタを吾輩に与えてくれる為、これがいちばんの目当てかもしれないが。
  ところで、これから吾輩はどうするかって?今晩はおばあさんが風邪の治りかけで心細そうにしてたのが気にかかるので、おばあさんのお宅にでもお邪魔しようかと思っている。

静かなる復讐

 ねえあなた、あなたは確かに周りからは“いい夫”と思われてるわ。だって世間体だけは人一倍気を付けて地域活動とかボランティアとかもするものね。
 けど、あたしはあなたの自己顕示欲のアクセサリーではないのよ。いつも私の話を全否定したり、
『キミは間違ってる』
しか言わないあなたの人間性うんざりしてるのよ。あたしだって人間だから聞いて欲しい事だってうなずいて欲しい事だってあるのよ。
 あたしの誕生日にイベントの様にフランス料理に連れて行ったり、薔薇の花束をくれたりするだけであたしが満足するなんて思ってるのかしら?それはあなたの自己満足よ。あたしは薔薇より、今日のささいな話を聞いてくれるだけでよかったの。
 それにあなたの健康に気遣った食事だって文句ばっかり言ってこの間も医者に注意されたのに聞かないじゃない!それでも我が道を通すあなたにはもううんざりしてるのよ。だから言う事を聞かないあなたにもういろいろ言う事はよしたの。どうせ嫌な思いを続ける位なら言わない方がましだからよ。
 これからは、あなたにはおいしい食事をだすわ。あなた好みの味付けの濃い食事をね。塩分も当分もコレステロールもたっぷり入ってるからおいしいはずよ。そしてだんだん体の中を蝕んでいったらいいの。けど自業自得よ。あなたはあたしの意見など聞かないから、望む事をしてあげてそうなるんだから、それはそれで幸せなはずよね。
 あたしもあなたが死んでくれるなら、保険金の下りる金額が下がる前までにいってほしいの。それはあたしにとって最後で最高のプレゼントよ。当然そんな事あなたがいなくなるまでは表情に出さないし、お葬式の時も最高につましい妻を演じてあなたを送るわ。そして本当の幸せな妻として第2の人生を送るわ。
 けど、あなた中途半端で寝たきりになったりなんかしないでね。あたしは我が儘なあなたの面倒なんか見るのは嫌よ。今まで踏みつけにされた人生の上に介護までするのなんて絶対に嫌。
 ただ、もしもそうなればあたしはあなたに静かな復讐をするわ。あなたが絶対に嫌がるおむつをはかせたり、呼び鈴を押したりしても3回までは相手にしないわ。そして、水もあなたがぎりぎりで手に届かない場所に置いてあげるわ。
そうやってあなたは思い知るのよ。今まであたしがどれだけ大切だったかって事のありがたさを。
ところであなたはどっちを選ぶかしら。あっさりあたしに幸せをくれるかしら。それともあたしからあなたに仕返しする喜びを与えてから死ぬかしら。そう思えばあたしも楽しい未来がありそうよ。


由布子の朝

 もう社内からはお局様と囁かれる年齢になった由布子、最近の由布子には一つのささやかな楽しみがあった。それまでは、態度Lな由布子だったが、ある瞬間から天使の様な由布子に変わった。それは、最近転勤してきた裕太の存在だ。裕太は由布子よりも7歳若く、体育会系のさわやか系で最初の歓迎会での話ではまだ彼女もいない・・・という事だった。
 それまでの由布子は、
「お茶汲みなんて雇用均等法に反する女性蔑視よ!」
なんて叫んでいたのだが、裕太が来てからは、自ら望んで朝のお茶汲みをする様になった。しかも、給湯室を閉め切って・・・その給湯室の秘密は後で記述するとして、皆の好みの飲み物を取り揃えた由布子は、役職の順列に従って、完璧に飲み物を配って、立場的に現在一番順列が低い裕太には最後に飲み物を置く事になる。内心は裕太に最初に置きたいのだが、そんなわざとらしい事をしては、礼儀正しい裕太の気を引く事は出来そうもないので、立場をわきまえた女を演じている訳である。
部長から、
「由布子さん変わったね?」
なんてからかわれて、内心むかついても
「男は男らしく、女は女らしくかな?最近私もそんな事がわかる年齢になったし」
・・・と、しおらしい女を演じ、最後にコーヒーを置く裕太には、
「いつも最後になって少し冷めててゴメンネ」
・・・と、気を遣って裕太の席にコーヒーを置く。
「そんな事ないっすよ。そうやって由布子さんが気遣ってくれるだけで僕はいいっす」
・・・と、由布子のそんな偽りの優しさに何か安心感を覚える裕太がそこにあった。
 しかし、裕太は知らない。給湯室を閉め切って由布子が行っている儀式を・・・由布子の儀式とは、飲み物を入れる際に、裕太に入れるコーヒーカップをまず取り出し、胸の谷間にそのカップを入れ、少しでも由布子のぬくもり?をカップに与える。そして、最後に裕太のコーヒーを入れる為に、胸の谷間からカップを取り出し、唾液をたくさん含ませて、裕太のカップを一周舐め回しからコーヒーを入れているのだ。由布子はカップを舐めながら、「裕太・・・好き!好き!アイシテル!」と呪文の様に小さい声でそうささやいている。
 結局裕太は由布子のぬくもりと、生霊のとりついた様な由布子の呪文と唾液のミックスしたコーヒーを毎日飲んでいる事になる。

1/8の陽子

  昼間の君はとってもタカビーだけど、ボクの前で見せる夜の陽子はとっても純情なんだよ。もっとも夜の陽子はボクが密かにデジカメで撮りためたデータを元に業者に発注させて作り上げた1/8サイズの陽子だけどね。
 昼間の陽子はよせて集めてDカップてトコだけど、夜の陽子は2つおまけしてFカップにしてあげたよ。けど、巨乳の2/3位の確立でありがちな乳輪の大きいのは小さくしてあげたからね。ボクは乳輪がデカイとせっかく高まりかけた情熱がドライアイスをかけられて急激に冷めた様になってしまうからね。それとボクはホクロがあまり好きじゃないら、首筋のホクロも除けてあげたよ。あとオプションで、強く押すと声を出す様にしたんだ。今晩もたっぷりと悶え声を上げさせてあげるからね。ほらほらもっと叫ぶんだ。きゅうりが欲しいか、なすびがほしいかほらほら、おらおら・・・
  そうだ、今日は陽子に似合うドレスを買って帰るよ。この間トイザラスで見つけたバービー人形が着ていたやつを買って帰るよ。それと、昼間の陽子が今付き合っている嶋岡とも間もなく分かれるはずさ。あいつこの間同僚にメールでエロ画像を送っていたので、誤配という事で、陽子の方にも届く様に細工してあるんだ。もちろん陽子のやつのメールはボクがアイコラで作った特性も含まれているから、陽子が普通の神経を持った女性ならきっと嶋岡の事を嫌いになるはずさ。そして、嶋岡もエロ画像を送ったという記憶があるから完全否定は出来ないはずさ。もちろん、ボクが裏で糸を引いているなんて誰も気付かないはずさ。だって昼のボクはPCに詳しいなんて思われてないし、そんな奴が夜になると、ハッカー並の行動するなんて誰も思わないだろうしね。
  これからも昼の陽子は隠れたボクの監視が付いているから、ボク以外の男とは付き合えないはずだよ。もちろんボクと付き合う権利は持っているから、ボクだけとは付き合えるけどね。それと昼間の陽子がいつでもその気になれる様に冷えた野菜だけは冷蔵庫に入れておくからね・・・ふふふ楽しみだよ。それまではコレクションルームでボクを待っている夜の陽子にあんな事やそんな事してもらうつもりだよ。陽子・・・陽子・・・ハァーハァーハァーハァー・・・

※本HP:短編集より抜粋

レミング計画

 『なあヒューイット、今地球の人口って多すぎると感じないか?』
突然のエイジアの発言に少し戸惑いを覚えてヒューイットはエイジアの方を見た。
『そこで・・・だ、俺はこの問題を解決する方法を思い付いたんだ』
そう言ってエイジアは一つの白い粉の入る小瓶を取り出した。
『何なんだそれは?』
『これは俺が作ったレミングウイルス通称(ヘブン)だ。』
そう言ってエイジアは小瓶を太陽にかざし、小さく振りながら続けてこういった。
『このレミングウイルスはIQ160以下に設定してある。つまり・・・だ、それ以下の人間は増殖したレミングの様にお互いが殺し合い、そして自殺して滅びていく様になるという事だ。』
『そんな事をすれば、それ例えそれ以上だったとしても、戦争とかで巻き込まれるじゃないか!』
『大丈夫だよ。進化した者には進化しているものは手を出せないんだよ。俺もお前の進化した人間だ。それをありのままに見ていればいいんだよ。』
『じゃあ俺の妻のマリーンはどうなるんだ』
『残念ながら・・・』
『お前の家族はどうなるんだよ!』
『それも残念ながら・・・』
ヒューイットは、エイジアの肩を掴み
『お前は何を考えてるんだ!』
と大声で叫ぶと、エイジアはヒューイットのその手を振りほどきこう言った。
『よく聞け!ヒューイット。これは地球の進化にとって必要な儀式だ。まあお互いの家族で選ばれし者は、お前の息子のトムだけだ。生物はウイルスによって進化した・・・それだけの事じゃないか。』
『じゃあ、未来はどうなるんだ!』
『将来、今回選ばれた者がまた同じ様にレミング化したら、ウイルス設定を上げればいいだけの事さ。そうやって人類は進化する・・・もっとも、その時の設定では、俺達もレミングだろうけどな。』
そう言って窓を開け、エイジアは小瓶の栓を抜き、空間にその白い物質をばらまいた。

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マッコウクジラ

マッコウクジラ

『気まぐれ文学館』
・第15回,16回短歌現代新人賞 佳作
・第47回角川短歌賞 最終予選通過
・H15年度 歌壇・歌壇発新星36人 一年連載
他・・・
現在は当ブログにて地道?にゲリラ活動中・・・